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過去の@GAKUTOMO



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@GAKUTOMO.395 2013/12/27
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※NTTの説明です


▲20131227TK
私の保育園には労働組合があります。数年前までは正規の労働者がほとんどで組合の会議でも夜に集まって定期的に開催していました。近年、非正規の労働者にも加入を呼びかけ、パートタイムの方にも加入してもらえるようになり、新たな課題が出てきました。

それぞれの労働時間がバラバラで組合の会議が思うようにできず、意思統一ができていません。夜に会議に出られない主婦層は昼に分会を持つようにし、昼に帰られるパートタイムの方には組合ニュースや会議のレジメを渡すようにしていますが、みんなが普段どんなところで働きにくさを感じているか、どんな要求や思いを持っているかなど本音を聞き取ることができていません。結果、最近では非正規で働く仲間のやりにくさ、正規で働く仲間との溝がなんとなくできているように感じます。大きな保育を取り巻く情勢を学習すると同時に、どう組合員の思いを要求にしていけるか。みんなで少しずつ前進できるための工夫が必要なところにきています。

∞∞観察力、推察力を求められているのです。自分の気持ちを伝えれば、相手の気持ちと同じだという状況を超えて、仲間との距離が出てくるのは当たり前です。だからこそ、目的意識的に仲間の意見に耳を傾け、それを聞き取る力が求められているのです。組織者としての資質が求められてきたのです。『知のエッセンス』46頁からの「知性の働かせ方」を身につけないとね。

▲20131227HU
2013年は、年明け早々に、左耳の難聴を抱える次女が手術を行ない、夏に二度目、そして年末に三度目を無事終えました。次女の難聴は長いお付き合いになりそうですが、たくましく育っております。通院、入院、手術を繰り返し、共働きで、休暇をとることから、医療費、次女のストレス発散等々、本当に子どもを育てることの大変さを身に沁みて思うこの頃です。

「ルポ虐待―大阪二児置き去り死事件」(ちくま新書)を読み進めるのがつらい。死に追いやられた子どもたちの姿は想像し難い。そして、その死は社会のあり方の問題であることを告発していることに何よりも重みを感じます。先日、京都教職員組合の先生とお話しする機会がありました。「子どもは地域、社会で育てなければならない。地域力を貧困に追いやる政治がある」と。安倍政権は「社会保障制度改革」をすすめるための「プログラム法案」を閣議決定しました。その根本には「自助、共助、公助」論があります。貧困や病気、子どもを生み育てることも自己責任、家族の責任だとします。

我が子の話に戻りますが、入院期間中に最もお世話になったのが「あんぱんまん」の絵本やDVDでした。あんぱんまんの原作者、やなせたかしさんが今年94歳で亡くなられました。「わたしが正義について語るなら」(ポプラ新書)をいま読んでいますが、あんぱんまんの愛、やなせさんの愛は、たくさんの子どもたちに影響を与えていることを実感します。「私たちが現在、ほんとうに困っていることといえば物価高や、公害、飢えということで、正義の超人はそのためにこそ、たたかわねばならないのです」とあり、やなせさんの原点だといいます。大阪の亡くなった二児が重なります。子どもの命を守ること、そのために自分がやらなければならないことに奮闘したい。

∞∞子どもは鏡=Bしかし、大人が簡単にとらえることができるようには、写らない。『知のエッセンス』でもってしか、洞察することはできない。アリストテレス、デカルト、ヘーゲル、マルクス、と深められた知≠フ課題を内在化しなければならないのだ。人間は深い。


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@GAKUTOMO.395 2013/12/26
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※元電電公社西陣局の外壁のレリーフです

▲20131226TK
大手製造業の労働組合では毎年学習協の「春の情勢セミナー」を組合の情勢学習と位置づけて複数で参加をされています。執行委員全員が交代で参加する形です。その職場に今年も「2014年春の情勢セミナー」の案内を届けました。今年は京都府知事選挙をどのようにたたかうかが柱になった4講義。組合でも知事選の運動は取り組まれるでしょう。しかし返ってきた返事は意外なものでした。「うちの職場は京都以外の労働者も多いから組合として受講するのは難しい、うちはグローバル企業だから市とか府とも関わりないし。京都の情勢を学んでも意味ないし」ととりつく島もない感じでした。「でも京都が変わることで日本の動きも大きく変わりますよ。職場は京都にあるわけですし、知事選勝利は働きやすい職場づくりとも直結してくるでしょ」と話してみましたが「う〜ん」と明確な答えはもらえませんでした。

なぜ労働組合として重要視してもらえないのか。「京都でのこと」という狭い範囲でしか押し出せていない自分の対話が問題なのか。製造業の労働者が今日置かれている不安定な雇用や長時間労働など、京都から変えていくことで社会全体を変えていくきっかけにもなるかもしれない、大きな視野で学ぶ意義をもっと強調すべきだったのか。今日の対話は行き詰まってしまいました。

∞∞「行き詰まって」ではなく、労働組合の実情にぶつかった。ということです。これを乗り越えるためにはなにが必要なのか、考えながら学習運動をすすめないと。この組合は昔からの傾向なのか、そうではない。新しく強まっている傾向なのだ。

▲20131224TK
「特定秘密保護法案」が通りきな臭い情勢になってきた矢先、韓国軍に日本の自衛隊の銃弾が提供されたとの記事が。「武器輸出三原則の例外扱い」との政府見解に驚きました。職場へ学習の友を届けに行っても、受け取ってくれた人が「もう普通に生活していても急に逮捕されて、なんで逮捕されたかも秘密、何が秘密かも秘密になっていくんかな」と冗談交じりで話されていました。本当にこうやって学習の友を配布することもままならない世の中になっていくのかもしれません。しかし学習協の大掃除ではたくさんの青年が集まってくれました。この青年たちはいま、社会のしくみを学びはじめ、自分に何ができるかを考えている。そういう青年労働者がたくさん集っていることに嬉しく、そして頼もしく感じました。簡単には戦争への道は開かせない、そういう力づくりをこれからますます強めなければいけないと思いました。

▲20131223 RK
仕事柄、医学生と話す機会があり、先日もある医学生と学生生活の聞き取りなどのため話しをしました。人前にたって活発に自己表現をするタイプではなく、自分を出すのが少し苦手な今どきの素朴な青年です。そんな彼と、非行に走る少年や、親から虐待を受けた子どもを救うため夜回り活動をしている教師の著書について感想交流しました。その著書のどこに関心を持ったのかを聞くと、「教師に相談に来る人の言っていることに共感できるから」とのこと。全国でも有数の難関大学で医師を目指す医学生に、一見明るく開けた将来像を想像しがちですが、彼の言葉を聞いて、その認識を考えなおすことになりました。

医師を目指すことへの周囲からの高い期待、医師の専門性を担保するための高度な医学教育とその背後にある高い留年率、医師としてどんな仕事をするのか考える機会が十分に与えられない教育のあり方など、非行や虐待の当事者と立場は違えど、彼を含めて青年・児童を取り巻く環境は自分をありのままに肯定できるだけの包容力を持っているのか。そんな彼の問題意識に応えようと、「青少年の実像」をテーマに個別の学習会をすることを約束しました。将来多くの人の困難に寄り添うであろう彼にこそ、学んでほしい内容だと思います。自分自身、襟をただしつつ精一杯援助をしていきたいと思います。

▲20131223TK
32回集中セミナーがありました。人間を軸に考えた「新たな公共性」、3つのレベルで捉えること・・・など自分なりに気になるところはたくさんありました。ある医療職場から参加していた方から「今日の話は少し難しかったです。」との短いメールがありました。そのメールからはどう難しいと感じたか、関心のあったところはなかったか、仕事との関わりでひっかかったところは・・・など文面からは読み取れません。「難しかった」だけで終わらせてはいけない、難しいなかにも何かあるはずです。やっぱり今度職場へ行って直接話して感想を聞いてみないと・・・と思いました。

∞∞「難しかった」ということは、「考えた」ということだ。難しさは、経験していないこと、自分の考えていることでないこと、など、未体験、認識の不足から「自分が思っていたことと同じや」とはならなかった、ということた。未来社会、世界的な流れ、歴史的な側面など、大きな枠組みから芦田先生は話されているのだから。結びつけるなにかが必要なのだ。短絡的に「学習不足」としてはならないのだ。「面白い」というのは、自分の枠組みでとらえ推測できるからなのだから。


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@GAKUTOMO.394 2013/12/20
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※元電電公社西陣局の外壁のレリーフです

▲20131219 SM
ある福祉職場を訪ねた時。
連絡していた時間を少し過ぎてしまい急いで向かうと、ちょうど分会長が出てきたところ。そのまま外で32セミを紹介すると「うちは『資本主義』とかはどうも遠く感じてしまう傾向があるんですよね。もっと目の前の、法人とどう交渉したらいいか、みたいなことへの関心が強い。自分の弱いとこでもあるかな」と。普段、職場の中にいると勤務は終わっていても実務的なやりとりで終えてしまうことが多い方なのですか、一歩外に出る、それだけでずいぶん姿勢もやわらかくなるのだなぁと違いにびっくり。職場の持つ影響力を改めて感じました。また、じっくり対話できないままに、バタバタとその日は別れてしまいましたが、今後の働きかけに生かすべき大事なヒントだな、と。牽制(けんせい)かもしれないし、その言葉の本当の意図するところはわかりません。でもその事実から出発して学び考えていけるよう、こちらも一歩近づく努力が求められています。

∞∞資本主義が搾取され酷いものという事にたいする自分のとこは違います? と。搾取=資本主義=悪……という図式的思いこみには、『知のエッセンス』。

▲20131219 KY
29セミに続いて、32セミを福保労北支部で推薦することになりました。とはいえ、実際に受講を決意してもらうには、一人ひとり説得をいれていくことなしには広がりません。先日、支部の推薦文をテコにして、初めて視覚障害者施設の分会会議へ訴えに行くことができました。大規模職場で、組織化が課題だとして地本でも名前が出てくる職場です。一つの職場と言えども、対象は子どもからお年寄りまで、内容は授産施設から療育施設まで、さまざまな小さな職場の複合体のようなところです。関心はあるものの、実態は見えづらく、どう入り込んでいけるか・・・と考えていました。分会会議に出席していたのは、10名弱。ほぼ青年だけなので、驚きました。そこで32セミを訴え、「興味あります」と言っていた仲間が、今日、受講したいと連絡がありました。うれしい!!彼女は職員としては新しくないけど、組合に入ったのは最近だそうです。思いを聞くのが楽しみです。

▲20131219.TK
児童館に「学習の友」を届けに行くと、購読者である指導員さんは保護者と個人面談中でした。しばらく待っている間、児童館の玄関では男の子3人が大きめのやわらかいボールをテニスラケットのようなもので打ち合っていました。案の定、待っている私に男の子の投げたボールが当たり、振ったラケットが当たり・・・何度も「痛い!当たってるし」と言っても気にも止めず続けていました。(なんでこんな狭いとこでやるんや!)と思い、家に帰って新聞をみていると「学童保育抜本拡充を」の記事が目に入りました。学童保育は全国各地で定員、敷地面積、職員の専門性などでの最低基準がないのです。自治体の責任で学童保育を実施することが困難になっている地域もあると。保護者が安心して子育てしながら働ける環境づくりとしての学童保育。放課後広いスペースでのびのび遊べる、宿題も丁寧に見てもらえる、子どもも安心して過ごせるそんな環境づくりに社会が責任を持つ必要がある。まさに「公共性」の問題だと感じました。

▲20131219 RK
実家にいる母との会話で、京都府立体育館が「島津アリーナ」に改名されたという話をきいて驚きました。よく話を聞くと、京都府が体育館の命名権を売ることで、安定的な財源を確保するため島津製作所と契約をしたのだとか。企業にとっては自分達を宣伝するための広告塔づくりなのでしょう。体育館は府の管理の下、今まで通り府民が利用できるようですが、やはり気持ちの良いものではありません。府民のスポーツ参加や健康増進のための共用施設が、企業の名前入りで「私物」のように呼ばれることに、どれだけの人が喜ぶのでしょうか。「新自由主義と公共性」という32セミのテーマが、社会的所有物とも言える公共施設とそれを解体する自治体と企業との接近を通して、ここでも現れているように思います。

∞∞労働者のそっちょくな、ちょっとした言葉に、現実をとらえる直感を感じ取ること、そして、理性的認識にまで高めることが私たちの任務だ。それは、歴史の主人公として共にすすむために。


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●2013/12/19 GAKUTOMO.393
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※元電電公社西陣局の外壁のレリーフです

▲20131218 RK
今朝、テレビのニュースを見ているとある福岡県庁の職員の副業が発覚したと報道されていました。自分が昨年まで暮らしていた場所での出来事なので目が留まったのですが、公務労働者の人員削減や賃下げが行われるなか、どこででも起こりうることではないかと思いました。現福岡市長は、市の公務員の人数を少なくすることに誇りを感じているような発言をしていましたが、そんな自治体で公務労働者は何に誇りを持って働けるというのか。32セミのテーマでもある「公共性」について、公務員だけでなく、その地域に住む住民自身の問題でもあると思います。

▲20131218 KY
共同作業所で働く仲間が、同じ職場で働く仲間に32セミを一緒に学ぼうと声をかけています。仲間に話をしてみたものの、話を濁されたから、それ以上何も言えなかったです・・・と言っていました。彼女は、合宿ゼミに参加したのが初めてで、労働学校も集中セミナーもまだ来たことがありません。合宿ゼミでの学びをとても素直に受け止め、感動し、32セミを仲間に話しています。最初に学習協の学習に触れたのは、「知のエッセンス」でした。その初めから、職場の仲間にも一緒に読もうと勧めていました。もっともっと、一緒に学びたい!!

先週には、彼女が一声かけたことが、結果的に地域の職場活動家を動かしました。「彼女の一言がなかったら、軽く受け流してたわ〜」と冗談まじりに言ってはりましたが、2〜3年ぶりにその人は32セミを決意しました。合宿前には組合員は彼女一人でしたが、合宿後すぐ仲間にも入ってもらい、今日、初めての分会会議をしたそうです。誠実に。地道に。確実に。見習うべきところです。

▲20131218.TK
いつも9時を過ぎても数人の労働者がデスクに向かい働いる職場があります。毎週水曜日がノー残業デー。しかしそれは名ばかりで、水曜の8時半ごろ行っても毎回働いています。今日は思い切って「ノー残業デーでは?」と聞いてみましたが8時過ぎまで会議で、その後に後輩のデーター入力を待ってからでないと帰れないとのことでした。

ガラス張りのドアの向こうで黙々と数人がパソコンに向かい仕事をしている。なぜかこちらもドアの取っ手が重く感じてしまいます。堂々と話に行けばいいのですがなぜか入りにくく対話の声も小声になってしまいます。資本による支配の下での職場の空気。ノー残業デーと決めていても帰れない業務量に対して当たり前になっている雰囲気が異常だなと感じました。労働者が残業をしないと決めても、資本の側はお構いなし。何によってそれを制限できるのか。社会の制度、しくみそのものを変えることでしかできない。

▲20131218.TY
学習会館は23日に年末恒例の大掃除をやります!自分たちが日常的に、管理、利用している会館を、自分たちで大掃除をする。「誰かがやってくれるだろう…」ということでは、誰もやってくれないかもしれません。これに携わった者ならば、日常的に利用する時に、会館を大切にあつかう意識が生まれてくると思います。たくさんの先輩たちが、お金を出しあって、自分たちの資金で建てられた学習会館。それから26年、先輩たちから引き継がれ、今、私たちが利用しています。今後、未来の仲間たちへと引き継がれていくものです。自分たちのものを自分たちが管理し運営していく…“社会的に所有する”ということではないでしょうか。“自分たちのもの”は、“みんなのもの”であると思います。この“思想”は大切なことで、実践してこそ実感できると思います。ぜひ大掃除を一緒にやりませんか?

▲20131218.TU
先日、娘の保育園の生活発表会に行きました。忙しい日々の暮らしのなかで、なかなか娘の成長に目を配ることができませんが、保育園の取り組みなどをつうじて、たくましく成長している姿を発見し、ほっとし、うれしくなる瞬間です。それはさておき、最後に園長が話されたことが気になりました。園長は、「先日のアンケートに『運動会などのイベントで原発の話など政治の話はいかがなものか』というご意見がありましたので、こういう場では述べないようにしますが…」と話されました。

私は「それでいいのか?」と思いましたが、終わってから隣にいた保護者も「こういう場で原発などの問題を言わずして、いつ言うのか」と言われていました。その人は昔からの知り合いですが、そんなことを言うひとだと思ってもいませんでした。私も「そうですね。それが大人の責任やと思います。」を述べ、「手紙でも書こうと思います。」と言ったら、「私も書こう。」とおっしゃっていました。

実際に手紙を書かれるかは分かりませんが、私は本当に実行しようと準備中です。それがわたしのやむにやまれぬ思いということです。この間、国会では秘密保護法が強行採決され、今後政府にとって都合の悪いことには、もの言わさぬ空気感が強めらる恐れがあります。今、思ったことをはっきり表に現すということは、非常に大事なことだと思うのです。

▲20131218 SM
最近、職場がザワザワしています。退職や大規模な人員移動がリアルになってきて、その中で仲間の意識が変化しているのを感じます。特に青年労働者。これからを担うのは自分たち、という自覚を持たざるを得ない状況の中、労働組合や保育園の役割、まわりの仲間や職場への見方、それぞれに関心を深めています。でも、不安もいっぱいで自分自身が変化していることを認めるのは躊躇してしまう…。自分自身も含めて、まさに今の青年の集団です。そんな仲間にどう展望を示して働きかけるか、ともに成長していけるか、問われてくると感じています。

▲∞∞∞∞
昨日のGAKUTOMOにもありましたが、表面的な労働者の反応だけで早とちりしてはならない。労働者は、考えている! ここをどうとらえるのか、私たちの課題です。しかし、深読みして実践を躊躇してしまうこともあります。また「ゆくゆくは変わるのだから」としたり顔の「待機主義」。


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●2013/12/18 GAKUTOMO.392
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント

▲∞∞--------------
 2011年10月1日で学習活動家のGAKUTOMOは止まっていまいした。京都学習協50年の折り返しの年がはじまります。それを契機にGAKUTOMOを再開します。格段に水準UPです。経験を交流し総括すれば、必ず情勢認識が深まります。 世界観的確信を実践を通じて推進しよう。再開1号です。

▲20131217.SM--------------
最近、労働者が意識して休憩時間を取りはじめた職場の仲間との話。休憩室に行く習慣もまだなくて何をしていいかわからずソワソワする、と言いつつも、新聞を読んだり学習会の計画を立てたりと、有意義な時間を過ごしていて心身の疲れ方もちがう、とイキイキしている。本来の意味ではないけど、「労働時間を短くして自由時間を増やすこと」の意義を、まさに実感している、とも。

そもそも「休憩もとれないのに、学習なんて!」という仲間の声からの改革。継続してみんなの習慣にするにはこれからだけど、確実に職場が変わっている。青年労働者の意識の変化と動きによって。おもしろい!

▲20131217.KY--------------
研修後の道端で「労働学校・・・」と話しているのが聞こえて、見ると、北支部の青年Mさんが他園の青年対象者に対話していました。科学的社会主義の学習が土台になって、自分たち自身が土台を固めつつ仲間を増やしたいね、とMさんと話をした次の日だったので、驚きました。聞くと、青年の職場の活動家Kさんが紹介したいと声をかけて、対話になったそうです。Mさんと対象者は新卒1年目の青年です。私も一緒に話していて感じましたが、「本音が出せない」「青年らしい」反応でした。

Kさんいわく、「熱があっても『大丈夫です』って言わはるねん」・・・。そんな青年の思いを引き出し、心を動かす働きかけが、どうしたらできるのか、と悩みます。そんな青年と同世代のMさん自身の成長にも働きかけたいと思います。

▲20131217.TK--------------
教職員組合での話。専従の青年とこの間の情勢の話になり、「教え子が戦争に行く時代になりそうで怖いですね」と話しかけると「そうなっていくでしょうね」と。教育現場では20年ほど前と比べて「平和」について教育しにくくなっているとのことでした。地元が舞鶴の専従の方は、生徒が授業の一環で行く職業体験についての話をしてくれました。職業体験は地元の店や企業ですが、受け入れ先のなかには「自衛隊」が当たり前のようにあり、受け入れ人数もかなりの数を受け入れてくれるそう。子どもたちの体験後の感想も「おもしろかった」「また行きたい」との声が多いとのことでした。

先生にしても受け入れ人数が多い企業の方が楽だからありがたいと思っているそうです。学校近くの駅では自衛官が職業斡旋に来ているのが普通の光景だとも・・・。修学旅行も広島・長崎はなくなり、東京が多いそうです。

理由は「先生が旅行会社に任せるだけでいいから楽」だとのこと。教職員が社会のあり方、そして過去の歴史に目を向け、人間を育てていくことにこだわった教育をすすめていくことの重要性は大きいと思いました。

▲20131217.TY--------------
GAKUTOMOの再開にドキドキしながら、身の引き締まる思いです。17日は147期本科の講義日。10日の『知のエッセンス』D“現実をとらえる方法…唯物論と弁証法”で、ある仲間の感想文に「資本主義には実際マルクスが主張したような矛盾があると思います。…(略)しかし、共産主義に矛盾や限界はないのでしょうか?…(略)。」と書いてた仲間が、今日の『知のエッセンス』E“マルクスの社会観・歴史観≠ニは”の講義後の討論で、「資本主義と社会主義・共産主義は、対立や並行のものではなく、資本主義の発展の先に社会主義・共産主義があるということですね。だから今“社会主義”という名前の国は、マルクスたちが考えていた社会主義・共産主義とはちがったものになっているではないですか。前回の自分の感想の疑問がとけたように思います。」と発言していました。

初めて労働学校を受講した仲間が、まだ20課まで講義を受講してない現在でも、本科の講義全体を一体のものとしてとらえ、自らの認識を深めていく姿に、私たち運営委員が感動していました。仲間との対話にもドキドキしながら、身の引き締まる思いです。


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●2013/12/17 の新聞から
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※今日で新聞切り抜きはおしまいです。明日からは〓GAKUTOMO〓を再開します。数年たっての成長は如何に……ですね。


※叡山電鉄修学院駅 近くの美容院前に

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇気流
安倍政権1年
 世論を敵視 財界とは密会

◇歴史を偽る石破発言
 秘密が招いた戦争の惨禍
  事実覆い隠した「大本営発表」
  ねつ造で始まったベトナム戦争

◇暴走のエンジン 公明党──下
財界の軍事生産要求のむ

◇経済アングル
原発に代わる技術がスジ


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇物価考 脱デフレの深層──@
消えた内外価格差
 気がつけば 少し貧しく

◇企業の国債保有 急増
 トヨタ4兆円超す
 好業績 資金に余裕
成長への投資 課題に

◇米欧の景気回復で需要増
原油価格に上昇リスク

◇静粛の衝撃──上
北朝鮮 正恩体制2年
恐怖政治で「自前の王国」
 未熟な指導力に不安

◇警官と住民衝突「暴力テロ」
ウイグルで16人死亡
 中国政府が非難

◇ASIA Inside
タイ 人材争奪戦が過熱
 トヨタ 破格の賞与10ヶ月分

〓『日本経済新聞 夕刊』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇ブラック企業調査
 過重労働まん延


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●2013/12/16 の新聞から
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※叡山電鉄修学院駅 近くの美容院前に


〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇日弁連の集会から
労働法制緩和に反対

◇暴走エンジン 公明党──上
アクセル踏み 首相手助け

◇2013年回覧
イラク侵攻10年後の英国
シリア攻撃止めた世論

◇海外の論調から
マンデラ氏の遺産 経済的な平等掲げる


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇経営の視点
「お上頼み」のインフラ輸出
事業リスク 自ら見極めを

◇核心
2年目のアベノミクス
「レーガン流」こそ目指せ


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●2013/12/15 の新聞から
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※京都造形芸術大学高原校舎前の教会のツリー

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇「原発ゼロ」投げ捨て
エネ基本計画案了承 
   「基盤電源」明記


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇風見鶏
急激な集権 日本にも波及

◇中国探査機 月面に着陸
 資源開発 視野に
3カ国目 軍事転用に懸念

◇米企業 アフリカ開拓
資源からIT・サービスへ


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●2013/12/14 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント「春」


〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇中教審の答申
反対論相次ぎ 「別案」を併記
 背景に安倍政権の特異な姿勢

◇安倍内閣が狙う国民弾圧の中身
 秘密保護法の次は
 共謀罪か

◇安倍「成長戦略」 二つの悪法──下
規制緩和の実験台


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇共働きや単身高齢者
 「料理しない消費者」争奪

◇自動車総連
ベア要求 全労組に要請
業績格差に配慮 水準引き上げず

◇文科省 学校保健統計
 スマホ影響? 視力低下

◇真相 深層
日米「防空圏」巡り思惑交錯
 対中国 曲折を経て結束
 共同声明の発表は幻に

◇GM プジョーへの出資解消
 独オペル再建 自力で
 初の女性トップ バーラ氏に試練


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●2013/12/13 の新聞から
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※ノートルダム学院小学校に灯る今年のツリー

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇労政審の派遣見直し案
永久に派遣使い続ける
 原則を根本から骨抜き

◇道徳の教科化
 憲法に背く押しつけ

◇安倍「成長戦略」 二つの悪法──中
国民犠牲に企業支援

◇コロンビア左派系市長「解任」
市民 激しい抗議


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇企業の受け入れ期限「撤廃」
働き方改革 派遣を先行
雇用安定の効果 不透明

◇インドネシア主要都市
最低賃金 来年2割上げ
 労働者は不満 デモ応酬

◇キャタピラーなど製造業
雇用か賃金か 米企業迫る
 一部労組 賃下げ容認


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●2013/12/11 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント「平和の群像」

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇南京事件が問う安倍首相の侵略否定発言
史実は詭弁を許さない

◇エネルギー基本計画原案──下
消された原発ゼロ
国民の声を徹底排除

◇制憲議会選後のネパールの課題──下
毛主義派の後退 原因は


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇建材需要旺盛 不足感強まる
鉄スクラップ 2年半ぶり高値

◇真相 深層
仏PSA 元ルノーCOOがトップ就任
ゴーン氏 「倍返し」警戒
 かつての部下 中国でも対決も


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●2013/12/10 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇中国の「防空識別圏」設定の撤回を求める
2013年12月9日 日本共産党の見解

◇経済アングル
増税だから「削減」とは

◇エネルギー基本計画原案
 消された原発ゼロ──上
再稼働へ新たな「安全神話」

◇制憲議会選挙後のネパールの課題──上
挙国一致体制つくれるか

◇焦点 フォーカス
イラン核合意で変わる!?
 湾岸の政治地図


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇変わるか賃金 私の意見
非正規社員にも訓練を

◇交際費 5割まで非課税
 大企業向け 飲食費対象に
 景気下支え狙う


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●2013/12/09 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇秘密保護法強行成立
 「あの時代」には戻させない


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇けいざい解読
アベノミクス1年の光と影
 もろさ隠せぬ内高外低


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●2013/12/07 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント「不動明王

『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇12・6大集会 志位委員長のあいさつ
国民のエネルギーを総結集し
秘密保護法案を廃案に追い込もう

◇TPPシンガポール閣僚会合
焦る米国 従う日本
各国NGOも批判強める

◇解説
「エネルギー基本計画」原案
 原発固執
 財界・米国の意向


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇秘密保護法案
乱用排除 運用カギ
日本版NSCを強化

◇変わるか賃金──私の意見
電機も1%超 ベア要求

◇仏 アフリカ関与強める
 今年2回目の軍事介入
 旧植民地への影響力維持


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●2013/12/06 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント「白い風車」

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇現段階のアベノミクス──下
 財界要望のオンパレード

◇安倍政権の経済対策
家計おざなり
大企業は支援


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇経済教室
アジア中間層 17億人に
 商機生かす知恵を

◇真相 深層
補助見直し 農家自ら増産判断
 減反廃止で米価下落へ
 専業の安全網づくり急務


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●2013/12/05 の新聞から
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※松ヶ崎のレストラン

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇エジプト憲法 最終草案提出
社会的公正を拡充
 来年にも国民的投票
   軍権限強化も

◇現段階のアベノミクス──上
金融緩和の方向感見えず


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇変わる賃金 私の意見
賃上げ 一時金で柔軟に


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●2013/12/04 の新聞から
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※烏丸下立売の西の北に

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇政府税調報告で意見
法人税引き下げ競争に歯止めを

◇検証
異次元の金融緩和──下
 かつてないリスク膨張

◇子ども・子育て支援新制度
保育はどうなる──下
資格半分でいいのか?

◇気になる日本語──6
果実は苦いか甘いか


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇変わるか賃金 わたしの意見
「一律にベア」は古い考え

◇就活異変 採用は増えるか──下
 就職に強い大学競う
  企業と接点 1年生から


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●2013/12/03 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント「漂飄(ひょうひょう)」

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇検証
異次元の金融緩和──上
デフレ克服効果なし

◇経済 アングル
「原発推進」へ米側も圧力

◇子ども・子育て支援新制度
 保育はどうなる──上
格差を持ち込まないで


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇変わるか賃金
経済と好循環探る
日本型慣行 転機に

◇変わるか賃金──下
置き去りの難題
多様な働き方 道半ば

◇就活異変──上
 採用は増えるか
異才発掘へ 企業知恵

◇核処分技術の今──下
 廃棄物 寿命縮め削減
 研究前進、特効薬なし


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●2013/12/02 の新聞から
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※京北ゼミナールハウスのモニュメント「視点」

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇暴走政権の戦犯・特高人脈
秘密保護法案推進派

◇ニュースを読む
米国のアジア政策
 「戦略的再配置」に注目
覇権 一方で外向的対応

◇ローマ法王 資本主義を批判
 トリクリダウン一度もない

◇テレビ小説「花子とアン」
 関東大震災 戦争を乗り越え夢実現


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇変わるか賃金──中
 高まる支払い余力
 企業 「人」への投資探る

◇初歩からのアフリカ
中間層「ブラック・ダイアモンド」
 旺盛な消費 成長主導

◇核心
原発動かす国家の責任
 廃棄物と賠償 原点へ戻れ


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●2013/12/01 の新聞から
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※元田中の民家の二階に

〓『しんぶん赤旗』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇フラス
 上乗せ年金27億円に批判
8000人解雇の大手自動車会長
一転 受け取り放棄


〓『日本経済新聞』〓∞〓∞〓∞〓∞〓∞

◇変わる賃金──上
脱・デフレ均衡
成長と分配、二兎追う

◇けいざい解読
大詰め迎えるTPP交渉
日米協議に世界が固唾

◇永田町インシド
敵基地攻撃能力に賛否
政府・与党内で保有論浮上